とやま呉西圏域共創ビジネス研究所 第4期
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 新たなステージへ!

事業レポートReport

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期2日目 
第4期開講式

日時:令和3年8月17日(火)14:30〜16:00
会場:高岡市生涯学習センター ホール

 「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」第4期開講式が行われ,高岡市長,富山大学長,後援・協力機関から研究生へ応援の言葉が贈られた。新型コロナウイルス感染症対策の為,時間短縮と参加者数を制限して開催した。

開会挨拶

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期 開会挨拶 挨拶
とやま呉西圏域共創ビジネス研究所長 高岡市長 角田悠紀

本事業は富山大学ととやま呉西圏域6市の共同事業として地域課題をビジネスの視点から解決する人材を育てることを目的に開催している。地域の課題について学んでいただくと共に,皆さん方が持っているこれまでの知識や経験を活かし,どうすればこの地域が持続可能に変わっていくのか考えていただく機会となれば大変嬉しい。

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所長 富山大学長 齋藤滋

今期参加した10名のみなさんは様々な分野の方々で,意見を戦わせより良いビジネスプランを作っていただきたい。様々な方の支援・意見を受けて共に学び成長し,共創したビジネスを成功させていただきたい。とやま呉西圏域から富山県、日本の将来を担う人材として育つことを期待している。

オリエンテーション
「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」のミッション

オリエンテーション

「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」とは,研究生である民間企業がビジネスとして地域課題解決に取り組む意義を考えるヴァーチャルな研究組織であり,研究生自身の考える力を引き出す教育の機会でもあることを説明した。

説明: 富山大学地域連携推進機構 地域連携推進室 講師 塩見一三男
  • 「たかおか共創ビジネス研究所」から「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」に至る変遷
  • 「共創ビジネス」,「CSV」の定義
  • 民間企業が地域課題解決に取り組む意義
  • 教育の場としての「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」
  • カリキュラム,修了要件,達成目標

修了生活動報告

修了生活動報告

修了生2名が研究所で学んだこと、発表したビジネスプランの進捗状況等について報告を行った。

第1期修了生 なかやす酒販株式会社 代表取締役 中山士門氏

第1期研究所で発表したビジネスプラン「地酒とまちづくり」

    <主な報告内容>
  • 研究所で学んだこと地域資源を自社のビジネスに繋げる(地域交通機関活用に着目)
  • まちが活きると,自分に還ってくる、まちの明るさや豊かさのためには、住み暮らす人が何かを考え行動すべき
  • 地酒×交流×観光×マチで相乗効果を狙うイベントの開催報告
  • 今後の事業展開、イベント開催について
第3期修了生 北陸くらす株式会社 代表取締役 清都勢憲氏

第3期研究所で発表したビジネスプラン「戸出市街を毎週末にぎわうまちに」

    <主な報告内容>
  • 研究所で学んだこと地域の発展には地域をよくしたいという人材が集まり話し合う場が必要。楽しいまちには人が集まる。
  • 空き家を活用した地域課題解決型不動産仲介業事務所開設事例
  • シンポジウムや移住サポーター研修会の開催事例
  • 地元大学との連携,起業イベントなどの開催事例

第4期研究生 自己紹介・抱負

本日参加の第4期研究生が自己紹介をおこない,事業内容や本研究所への参加動機、抱負などを発表。

浅井 研究生
浅井千春 研究生(株式会社with one)

20代半ばに高岡へ嫁ぎ,働き場所を確保して地域経済の中に入った社会を創ろうと福祉サービス事業所を開設。地域経済へ関わるために拠点となるカフェ店舗を7月に開店,相互理解してもっと上手く進むよう地元地域を知るため今回受講した。

浅見 直 研究生
浅見直希 研究生(藝術農民)

4,5年前に初めて妻の出身地富山へ来て,2人で中山間地域での農業を基本とした生活をつくろうと氷見に住み,耕作放棄地や空き家など地域の切実な課題が見え,大きな問題として受け止めるようになった。地域への恩返しと自分の暮らしを高めるため持続的循環を考える農業をつくっていきたい。

浅見 裕 研究生
浅見裕子 研究生(フリーランス)

2016年に東京からUターン。自分が本当にやりたいコトは里山や自然が身近にある豊かさの発信であると強く抱いた。古民家を簡易宿泊場にして農業体験などで関係交流人口を増やし,農産物加工や6次産業化にも取り組んでいきたい。

河原 研究生
河原正嗣 研究生(河原産業株式会社)

地元氷見の魅力をいかし雇用を産める商品開発を考えている。コロナ禍のため実現を見合わせていたときに本研究所を知り参加を決めた。様々な人の意見や考えを勉強したい。

竹中 研究生
竹中志光 研究生(株式会社TM工房)

昆布締めの文化は富山県が誇る文化だと思っており、4年前から昆布締め専門店の飲食店を営業している。今後、金屋町で全国世界へ昆布・昆布締めの文化を発信する新しい施設を計画している。研究所で様々な人と知り合い,色々な力をもらいまちを盛り上げていきたい。

宮脇 研究生
宮脇友基 研究生(株式会社ミヤワキ建設)

たかおか共創ビジネス研究所第3期生として学び, CSVの概念を理解した。地域で家族と暮らし地域の課題を肌で感じるようになり,とやま呉西圏域にフィールドを広げ、改めて地域について勉強し今後の自身の指針を考えていきたい。

日名 研究生
日名田優 研究生(株式会社あつみファッション)

女性用インナーのアパレルメーカーで,B to Bの仕事が主であり、B to Cの仕事はあまり実績がなかったが、昨年、コロナ禍で地域の依頼を受け、マスク作りを行った。この機会に地域に根差したビジネスを何かできないか考えていきたい。

平 研究生
平美穂 研究生(株式会社北陸リフォーム)

2年前,求人難で魅力的な会社になるために何が必要かを模索して、第3期研究所に参加し、変わるチャンスをもらった。国吉りんご園の協力を得て主催したイベントは顧客や協力業者からの好評を得て社員の会社へのプライドも高まった。目的は求人からブランディングへと変わってきた。会社の空きスペースの地域開放などを検討しているが、第4期の研究所で学び,皆と意見を交わし実現させたい

米山 研究生
米山勝規 研究生(株式会社リボン)

家庭菜園ができる畑付きメゾネットアパートの建築など新しいことに取り組んでいる中,様々な地域課題を感じ,積極的に解決していきたいと思った。具体的に何をやっていくのか意見交換して新しい取り組みを目指していきたい。

研究所長から研究生へのメッセージ

後援機関・協力機関からのエール
各研究生の意気込みを受けて研究所長、後援機関、協力金融機関から研究生へエールが贈られた。

齋藤学長
富山大学長 齋藤滋

皆さんの抱負を聞かせていただき,地域の方々が繋がりビジネスを創るなど,同じベクトルを向いていると感じた。現実的な想いを多くのサポーターの意見を取り入れ一歩一歩実現に近づけることを強く希望する。大学も皆さんと一緒に取り組み,大学を活用して学んで夢を実現して地域の振興につなげほしい。皆さんの活躍を期待している。

角田高岡市長
高岡市長 角田悠紀

皆さんが目指す町の姿が10年後20年後に必ず叶うよう行政として応援する。未来のまちの話しをしてワクワクした。ワクワクすることは何より大切。人口減少,耕作放棄地,暗いテーマも明るく捉えることが解決の一歩。皆さんと一緒になって解決していくまちになっていきたいと思っている。皆さんのこれからに心から期待している。

渡部北陸支局支局長
経済産業省中部経済産業局電力ガス事業北陸支局支局長 渡部義賢氏

経産省にも各種助成があり役立てることがあるかも知れないのでご相談いただきたい。同期生や講師の方々との繋がりを大切にし,皆さんの事業の成功と地域社会への貢献を祈念する。

長谷川所長
財務省北陸財務局富山財務事務所所長 長谷川正浩氏

研究生の皆さんには積極的に取り組んでいただき自己研鑽し,地域活性化のための地域リーダーとなるよう大変期待している。財務省としても活動へバックアップしていきたい。

西田理事
高岡商工会議所専務理事 西田隆文氏

商工会議所は経営相談が大きな仕事。皆さんの発展が地域の経済界の発展につながると感じた。応援するので頑張ってもらいたい。

北陸銀行高岡支店 統轄副支店長 畠山貴志氏

皆さんのやりたいことを見つける力,伝える力をヒシヒシと感じた。銀行の融資は事業性を評価し財源を生み出す力を判断し,経営者と面談して人となりを見る。協力できる部分はしっかりサポートしていく。

富山第一銀行 地域部営業推進役 寺前清人氏

皆さんの抱負等聞かせていただいた。協力機関として皆さんと一緒になって進んでいきたい。

富山銀行 企業金融部 部長 本田尚孝氏

当行の企業金融部はコンサルティングも含め金融以外のサポートも行っている。具体的な話題になったら来店してほしい。

高岡信用金庫 理事長 吉岡周氏

地域活性化の地域経済発展のためにCSVを実践できるように伴走型支援を通じ一緒に頑張っていきましょう。

日本政策金融公庫高岡支店 支店長 岡本貴靖氏

一人で考えて良い答えが出ず,諦めてしまうこともあるが,これだけの人に囲まれて取り組むからには諦めずに良いプランを出して,市長、学長を唸らすことを期待している。

閉会挨拶

富山大学 武山理事・副学長
富山大学 理事・副学長 武山良三

コロナ禍の今,大きな変革の時代を迎えていると思う。企業の経営資源の「人・モノ・金・情報」があるが,モノはコトという時間をどう使うか,体験するかが重要になってきた。情報はデータ分析能力や感性的なモノ,人の繋がりが問われるようになり地域の繋がり地縁の価値が改めて問われる時代となるだろう。志を持った人が集まるこの研究所で交流を深めてもらい刺激をしあってビジネスプランを構築していってもらいたい。修了式での成果発表を楽しみにしている。