とやま呉西圏域共創ビジネス研究所 第4期
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 新たなステージへ!

事業レポート  Report

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期5日目
講義「高齢化社会」「公共施設マネジメント」「ごちゃまぜコミュニティ」とビジネス

日時:令和3年9月29日(水)16:00〜18:30
会場:富山大学高岡キャンパスH283教室

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期5日目が開催。高齢化社会での地域課題解決ビジネス事例と人口減少下での公共施設マネジメント,「ごちゃまぜコミュニティ」の思考について講義を受け,「高齢化社会」「公共施設マネジメント」「多世代交流」の観点から,自社の強みを発揮し取り組める地域課題解決の行動の可能性について討議した。

講義①「地域課題解決と企業経営」

講師:丸進商事 (株)代表取締役社長 塚田高史氏
5日目:講義①「地域課題解決と企業経営」

高岡市伏木地区で高齢化社会での課題解決をビジネスで取り組む実例と「コミュニティは武器となる」という考えを軸にIOTやアナログ的方法を駆使した展開について講義。

  • 丸進商事株式会社の企業紹介、事業展開
  • 介護保険制度について
  • 介護サービスにおける問題点(2025年問題)、高岡市伏木地区の地域課題
  • 「コミュニティは武器になる」戦略的CSV
  • 地域環境と介護保険制度の変化によるビジネス転換
  • 伏木地区での高齢者サービスの充実,人のつながり,数多いスモールビジネス創出
  • 居宅介護支援事業所の連携、住宅改修まるしんの立ち上げ

講義②「高齢化社会とビジネス~公共施設マネジメントから始まるまちづくり~」

講師:射水市資産経営課公共施設マネジメント推進班 班長 佐野泰寛氏
5日目:講義②「高齢化社会とビジネス~公共施設マネジメントから始まるまちづくり~」

射水市の公共施設マネジメントの取組みについて紹介。公共施設の縮充再編と跡地活用をセットで検討する必要性や,様々な人が「ごちゃまぜ」に交流する福祉と地域活性化の拠点づくりの事例を紹介。

  • 射水市の概要と現況
  • 公共施設マネジメントに取り組む背景
  • 公共施設の縮小して充実させる「縮充」
  • 射水市の事例(救急薬品市民交流プラザ,足洗老人福祉センター)
  • サウンディング型市場調査と公募型事業
  • ごちゃまぜ交流施設の事例(石川県佛子園モデル,神奈川県愛川舜寿会)
  • 地方創生への新たなアプローチ(経済性・福祉的)

個人ワーク

本日の講義テーマ(高齢化社会,公共施設マネジメント,ごちゃまぜコミュニティ)に関連し,自社の強みを活かし,自社で取り組める地域課題解決の行動を考えた。

5日目:個人ワーク

ペアワーク

隣席の研究生間で,各人の講義感想や意見を交換して考えを共有した。

発表

各研究生が今日のテーマに関連して自分だったらこんな分野でどんな行動を取るのか発表した。

河原 研究生

今回のテーマの観点で自社と関連づけるモノは無かった。新規で取り組むのも難しくアイディアもでなかった。自社の繋がりは何かを考えた。。

宮脇 研究生

新規で取り組むのは難しい。ビジネスの横繋がりでの展開はヒントとなった。文化施設の販売には興味がある。

浅見(直)研究生

中山間地域の耕作放棄地等での農業で関連人口の増加を目指している。コミュニケーションが大切で,そこに集まった人たちがどれだけ自分の使命を果たせるかが重要で共同体感覚の自己実現が満たせる場をつくるのが自分の目標。金沢の佛子園等講義での事例は異質性を集めるデザインや精度が素晴らしい。集まる人の中の余白のデザインも良く,関わる人で作りあげるのは素晴らしく参考になった。

浅井 研究生

軽度障害者就業支援のカフェをごちゃまぜの場所として育てていきたい。地域の人や単身高齢者らが集う場所としたいので今日のごちゃまぜのコミュニティの話しには気持ちが入った。市内の空き家を活用して小規模な場をつくっていきたいと考えている。

竹中 研究生

自社の現場でのごちゃまぜの働き方を考えてみた。危険な業務もあるができることをできる範囲でやってもらえれば困難はあるが可能性はある。高齢でも食事は大切で健康な体をつくる食でコラボできる可能性を感じた。繋がりが生まれると良いと思った。

日名田 研究生

自社商品の高齢者へのファンづくりはテーマであり,高齢者施設等へのアプローチのヒントになった。自社スタッフの保育所などの厚生施設の運営や障害者雇用で「ごちゃまぜ」の考え方は参考になった。利益追求のビジネスとしては難しいが理想としてはスゴく良い話しだった。

浅見(裕)研究生

自宅で関係交流を拡げるイメージは元からあった。地域の商店等とコラボしてごちゃまぜの場を空き家活用で作れないかと思った。自宅や公民館などの施設でなく空き家活用の可能性を感じた。

米山 研究生

公共施設の売却展開等大きな夢のある話しだった。不動産は何にでも関連づけできる。近所の幼稚園跡地を地域で管理して住民として関わっており,ごちゃまぜの施設,誰もが集えるスペースにしていきたいと思った。

講師からのコメント

塚田講師

新しいモノが生まれる気がした。ごちゃまぜの考え方は共感し活用できると思った。良いビジネスアイディアが出ることを期待します。

佐野講師

射水市では公共施設や空き地の利活用の提案制度を早く作りたいと考えている。良い提案をいただければ改めての公募でなく提案者に委託できる制度の実現を目指している。

塩見講師

講義の中にあった「サウンディング型市場調査」は今全国の自治体で行われている。単にアイディアだけを採るのではなく,良い提案をした事業者が提案事業を受託できるような仕様書で発注できるようにしようという形に行政は徐々に変わってきている。