とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期6日目が開催。
呉西地域における空き家問題の現状や空き家活用の方向性に係る講義と,射水市の空き家活用を通じた起業家育成の講義を通じて,研究生自身が自社で挑戦できる取組について検討を行った。
呉西圏域の空き家事情と課題、新しい活用の展開について講義。
射水市の空き家を活用したインキュベーション施設型シェアオフィス事例を紹介。
本日の講義テーマ(空き家問題,利活用と地域活性化,起業家育成等)に関連し,各自の会社でできそうなこと,繫がりそうなことを話し合い,挑戦できそうな取り組みやメンバーの考え,感想を共有した。
各研究生が今日のテーマに関連して取り組めることや考え・感想を発表した。
軽度障がい者施設とカフェの運営をしているが、カフェに繫がる食品加工の場や作業所に空き家を活用できないかと考えている。
宿泊施設を新たにチャレンジしたいと考えている。現事業の食品加工段階でのロス素材の活用を考えており食品加工の仕事として浅井さんの事業と繋がれるのではないかと考えている。
不動産と違うジャンルのビジネスを求めてこの研究所に参加したが,自分の得意分野・収益できるところに拘ることが継続させるため,チャレンジしていく上で意味があり重要なポイントである事を教えていただいた。いろんなジャンルからの視点から自分の得意分野へ繋げていきたい。
仕事で空き家問題に接することも多く興味を持って講義に臨んだ。余裕がなかったり,リスクが恐くてできなかった分野でもあった。自社の空きスペースを多機能のコミュニティ場所をつくりたいと考えており,食住をみんなで過ごせる場にするのが理想で,様々な部分で繋がれたら良いと思っている。
研究生同士の多業種で繫がるだけでも空き家・空き店舗の利用ができる可能性を感じた。
空き家が13.6%もあると言うことが衝撃だった。高岡氷見が全国以上だということも驚きで、改めて地域のことを勉強しなければという思いが高まった。自社で直結すると考えればリフォームだが,モノをどう伝えるかを考えさせられ,どんな生活ができるか付加価値をつけるかがポイントだと感じた。
当面は自宅での事業を考えていたが,近所が空き家になったという情報があり,将来的にそちらの活用を考えてみたいので具体的に考える参考になった。コミュニティつくりをしたいので研究生の皆さんと一緒にできることも考えたい。
自社は地元に根ざす部分では関係が無かったが,ECコマースに関連して,空き家を撮影スタジオにシェアしたりシェア店舗運営など1つの拠点として活用することも考えられる。
小資本で早く立ち上げる業態はネットやデリバリーがある。仲間で協力してやることは有効で,事業所をシェアすることでのコスト減になる。良い商品があればネットやデリバリーの活用で販路の可能性は拡がっている。ライフシフトには色々な形があり,小さな商売,地域貢献ボランティア,サイドビジネスを増やすこともライフシフトである。空き家活用のコンサルをおこなう場合は実際の物件を確認した上で自分でイメージしてからアドバイスしなければいけない。高齢化社会へ向けて,何が売れるか考えて商売するだけでなく,自分たちの商売で高齢者たちをどう使うか考えることも大切である。事業の中で人材を活用することもポイントとなる。
自分が在籍していた1期とは全く違うディスカッションの雰囲気に驚いた。一緒にやろうとか連携意識の強さを感じた。お互いが次の段階として具体的な事業実現へ進めばシナジーとなる。ビジネスで無いものをつくるコトより,あるモノとあるモノを掛け合わせて新しいモノをつくる方が近道。このように異なる業種のプロの人間の連携で新しい事業を生みだしていくことは素晴らしいこと。チャンスはドコでもあるので皆さんのコラボレーションでこれまでに無かった事業ができることを楽しみにしている。
今日の話の中で,ミライズIMIZUの取り組みで将来お客となる事業者をどう増やすかを考え今の利益を考えないバリューチェーンの構築を考えている。この後の講義でもバリューチェーンを取り上げる予定となっている。