とやま呉西圏域共創ビジネス研究所 第4期
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 新たなステージへ!

事業レポート  Report

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期9日目
講義:地域内の価値連鎖・経済循環

日時:令和3年11月17日(水)16:00〜18:30
会場:富山大学高岡キャンパスH282教室

とやま呉西圏域共創ビジネス研究所第4期9日目が開催。地域内の価値連鎖・経済循環の視点から呉西圏域で事業展開している起業事例をヒアリング。地域での繋がりをつくり価値を連鎖させ地域経済を循環させるコトで自社の可能性や新たな事業展開の可能性について討議した。

予備講義 「価値連鎖(バリューチェーン)と地域経済循環」

講師:富山大学地域連携推進機構 地域連携推進室 講師 塩見一三男

本日講義のポイントとなる『価値連鎖』と『地域経済循環』について事前に解説。

 9日目:予備講義 「価値連鎖(バリューチェーン)と地域経済循環」

講義①「地域内の価値連鎖・経済循環の視点」

講師:なかやす酒販株式会社 代表取締役社長 中山士門氏

地域を守り,信頼関係を大切にしてきた高岡市のなかやす酒販の事業展開や開催イベント事例について紹介し,地域内での価値連鎖と経済循環について講義。

 9日目:講義①「地域内の価値連鎖・経済循環の視点」
  • 地域におけるなかやす酒販の役割(地元を守り,信頼を大切にする)
  • 酒蔵を守り,共に生きる。絶対的信頼関係をつくる。
  • つながりを強く,互いの価値を高める
  • 酒蔵とのイベント事例紹介
  • 地域内にいる人とどう付き合うと自社が強くなるか
  • 人と人の距離・顔と顔の距離の近さ,地域はサスティナブルやカーボンニュートラルに適する
  • まちの豊かさは,まちに住み暮らしている人が作りあげ,活かしている
  • 地域と自社のブランド醸成(酒の小売業として地域とどうつながっていくか) 「知る識る」を大切にする,地域×ブランドを『記憶』に残す
  • 御旅屋通り商店街とウイングウイング高岡で開催した日本酒イベント(大きいイベントは知るに効果絶大)

講義②「三郎丸蒸留所セミナー2021」

講師:若鶴酒造株式会社 取締役 稲垣貴彦氏

砺波市の若鶴酒造のウィスキー製造についてと同社が取り組む地域内での価値連鎖・経済循環の取組について講義。

9日目:講義②「三郎丸蒸留所セミナー2021」
  • 日本のウィスキーの現状,蒸留所の現況
  • クラウドファンディングでの蒸留所の改修
  • 若鶴酒造の歴史・ウィスキー製造の歴史 伝統&革新
  • ウィスキー製造の過程
  • 高岡銅器×蒸留器 オール高岡で製造
  • 井波彫刻×ウィスキー 地元のミズナラの木を井波で樽に加工
  • 休耕田を活用してガマ栽培
  • 地元のモノづくりの活用,サスティナブルのために地元技術利用,地元で出来ることを考える

グループワーク

本日の講義テーマ(「地域内の価値の連鎖」「地域内の経済循環」)に関連し,参加研究生が2グループに分かれ,各自の会社で挑戦できそうな取組を話し合い,メンバー各自の考えや感想を共有した。

9日目:グループワーク

発表

各研究生が今日のテーマに関連して挑戦できそうな取組や感想を発表した。

河原 研究生 : 印象に残ったのは他県で製造していたものを地元でつくりコストダウンするという部分。自社でも職人と呼ばれる人材が不足し輸送費などのコストをかけて県外で作業する部分がある。地元でメンテナンスできる人材を育てられれば良いと思った。育てることを自社で出来るかが課題。
稲垣講師 : 育成を1社の枠でとらわれないで周囲で考えてみる方法もある。
日名田研究生 : 人間性が判り,人と繫がる力や発想力は素晴らしいと思った。事業を活かしながら地域とWin-Winの関係をつくり活動していくパワーはスゴいと思った。自社に置き換えて何かあるの考えてみている。
竹中 研究生 : ワクワクする話しだった。自社でも地元のものにこだわっているので共感した。もっともっと考えていきたい。
浅見(直)研究生 : 自分の事業も資源の循環とそれに関わる地域の人の喜びを大切にしている。時間軸をとらえ地域価値のコスパが高いという部分,地域の中で選ばれているという理由,消費者へ循環されているという文化などスゴかった。サスティナブルなコンセプトを地域の異業種とも繋がりもっと顔が見えるアプローチをして持続可能性を高め,文化面にもアプローチして地域の人を動かしていきたい。
木村 研究生 : メーカーへ行く,小売店を元気にするスタンスに共感した。自社でも社員教育も含めて製造現場へ訪問させている。自社でオール地元製造の商品を作ってみたがコストが高すぎた。産業規模の課題もある。